試験方法

グレー本では、面材壁幅は600以上、構造階高/幅は5以下となっている。
それにあてはまらない場合は、試験が必要となる。

グレー本(6.3)に鉛直構面の面内せん断試験方法が載っている。
試験体の寸法は幅1.82m~2.0mを標準とするとある。が、
Q&Aの8-2には、実状に応じて変更して下さいとある。
以前取り上げた幅350の壁の実験風景は、幅1820くらいにみえる。
そういう使い方をするならそれでもいいが、幅350単体として使うこともあるでしょう。
そのカタログには、倍率7倍相当のあったが、単体での試験ではそんなに出るのだろうか。

350
そこで単体は何倍となるか。
スペックは多少違うが、結果は4.5倍くらいみたいだ。
試験風景
結果
上記の壁幅は300なので、耐力は、
4.5倍×0.3m×1.96kN=2.64kN(約270kg)となる。
ではまた。


トラス

↓8月15日の新聞にちょっと気になった記事があった。
ワイナリーを大規模建築で
↓その建物に関するブログもあった。
http://humu01.exblog.jp/16538141/
http://humu01.exblog.jp/14265064/
トラスで10m飛ばしているらしい。
(床面積は約330㎡)
記事によれば、トラスについては構造計算できる設計事務所に相談し、
・・・納まりを考えて仕様を決定。とある。
私は、トラスの経験が全くないので解らないが、
とくに接合部の設計はどうしているのだろうか。
トラスは、
圧縮材は、相手材にめり込むだろうし
引張材は、ボルトや釘などが曲がりながら木部にめり込む。
(いわゆる軸方向バネというのかな)
それらをちゃんと考えないと大きな変形になりそうな気がする。

記事の終わりのほうに「トラスは・・・設計方法がマニュアル化されていない。」
とあった。やはり、現状では実績のある人に頼むべきだろう。
また、地産地商的に、地元の大工が地元の木材を手で刻むべきだとあった。
では。

ストラデザインひとくちメモ

御無沙汰です。 たまには更新しないとね。
(FC2ブログは、一ヶ月間新規記事の投稿がない場合……コメント投稿がされてもコメント承認待ちになります)

前回の更新が5月30日だったんですね。

いろいろなことがあってブログに気が向きませんでした。

あまりに空き過ぎていたので、カウンターはゼロになってると思ってたのですが、
管理画面を見たら8月のトータルアクセスは1216もあったんですね。ありがとうございます。

ストラデザインひとくちメモ
たとえば、長さ2mの準耐力壁の真ん中に、非構造柱を入力すると構造柱として計算してしまう。
(次回の修正版に対応するようだ)
回避方法:非構造柱を先に入力する。(そこに準耐力壁は造れないが)
ではまた。

筋かい接合金物の使い方

筋かい接合金物には、3点留め(横架材、柱、筋かい)と2点留め(柱、筋かい)の2タイプある。

先日現場から電話が来た。「筋かいの上端が柱に留められません。梁に留めていいですか。」
聞いてみたら
直交する梁成が大きく、柱に留めようとするとビスが打てない。
そこで、梁に留めていいですか。ということ。
図解すると、こんな感じ。
筋交い1
そこで、ちょっと調べてもたら、アムハード小西さんのところの施工ガイドブックに対応方法が載っていた。
筋交い柱接合


でも、これはやりたくない。そこで別案を考えてみた。
それが↓です。
筋かい2
しかし、これで本当にいいのだろうか。住木センターに照会中だが返事が来ない。

現場では、梁接合のまま、まもりすまい保険の検査を受けたが手直しにはならなかった。

では。

パルテノン

ポラテックのホームページを見た。
そこにあるパルテノンとは何だろう。
説明文に、「耐力壁として認定され」とか「公的実験で壁倍率7倍相当」とかとある。
また、「簡易木造ラーメン」ともある。

国土交通省のホームページを見たが、それらしきのは見当たらない。
ということは、46条2項のルートで計算し、(グレー本は600までなので)
公的実験で壁倍率7倍相当の根拠としているということなのか。

それにしても、この350幅の壁の仕様はどうなっているのだろう。
プレカットではNo1(月間7万坪以上の実績)のものとはいえ、この壁は危ない気がするのは私だけ。

気になるところです。

では。

PS
パルテノン資料

なぶり

なぶり2
上の写真は雄105×105が取付く雌材の仕口である。
なぶりとは、巾は雄材巾+5mmで高さは雄材成+40mmくらいで深さ1mm(雌材巾105の場合)
の部分をいう。
なぶりは何の目的で削るのか。
プレカット屋さんの言い分は、材の乾燥収縮による隙間を目立たなくする為にあるという。
梁を現しで納める時は、どうも気になる部分だ。
ではでは。
PC
   


Sボルト

Sボルト
SE構法Ver.2のSボルトはききそうだ。(工場で柱に取付られる)
一般的に使えないのが残念。(日本建築センター構造評定)

SE構法は、強度指向型から靭性指向型に変わるそうだ。(柱脚金物)

それと、基礎の設計は住林のウィンクスみたいなFEMになるらしい。
FEM解析がどんなものかわからないけれど、
これから、有限要素法が増えるのだろうか。
では。

PS.
初めて知ったんだけど、
ラーメンフレームと面材耐力壁を
同一構面で使えるのはSE構法だけみたいだ。

ストラデザイン 一口メモ

吹抜けに面した通し柱や勾配天井の棟木を支える柱。

ストラデザインでの座屈長さは

初めに入力する「軒高」と「想定梁せい」で決まってしまう。

そのままにしておくと、座屈長さ=「当階軒高」-「下階軒高」-「想定梁せい」となってしまう。

吹抜けに面した通し柱や勾配天井の棟木を支える柱はそれでは困る。

そんな時は、柱のZ座票を変更する。

そうずれば、座屈長さはちゃんと拾ってくれる。

しかし、ストラデザインでは階をまたぐ柱の入力はできないから、Z座標を変更したところにある柱は外せない。

よって、その外せない柱は、計算書に出力されてしまう。

では。



ストラデザイン 一口メモ

ストラデザインでの上限壁倍率の設定について

壁倍率の制限値は、「構造計算パラメータ」内に設定していて、デフォルトでは

耐力壁倍率合計の上限値 5.0
壁倍率合計(準耐含)の上限値 7.0

の二つとなっている。

上記の設定では、令46条2項のルートでの計算を選択しても、耐力壁だけの上限壁倍率は5.0ということ。
(準耐力壁等を含む上限壁倍率は7.0ということ。)
よって、準耐力壁等で5倍をこすことは出来るが、耐力壁だけで5倍をこすことは出来ない設定だ。
令46条2項のルートでの計算を選択して、耐力壁だけで5倍をこしたければ、両方とも7.0と指定する必要がある。

それと、ストラデザインでは上限水平構面倍率のプロパティはないので、7倍をこさないように入力しなければならない。

ではまた。


グレー本4.3節 是正中

グレー本4.3節については、現在執筆者と是正について打合せ中。
ということを聞いた。
実は私も前々から気になっていることがある。
式4.3.3の デルタ2の考え方がイマイチよく解らないのだ。

面材を上側と下側に分けて張る場合のデルタ2は
下側面材のデルタ2はゼロとして計算するようにと どこかの講習会で聞いたが、
ある壁の計算をしてみると
面積の小さい下側面材のデルタ2をゼロとした場合の壁倍率は2.16倍となり
面積の大きい上側面材のデルタ2をゼロとした場合の壁倍率は2.22倍となった。
面材の圧縮筋かい効果をどう考えるかにかかわることとなるが
どちらの倍率を採用すべきなのか解らない。
では。

参考ファイル


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良家 りょう(yoike-ryou)

Author:良家 りょう(yoike-ryou)
地場の工務店に勤務。
ほとんど、住宅設計を
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岩手、宮城県です。
血液型A型、さそり座。

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