換気回数の低減
前にも書きましたが、審査機関によって運用が違うのはどうなんでしょうか。
温熱の話ですが、100㎡位の住宅だとQ値基準がきつくなる。
秋田(宮城、青森)では、換気回数の低減は認められたが、
岩手では認められない(型式や特認は可)。 評価協に聞いたが、計算法に明解なものがなく
運用は審査機関まかせだという。まったく困ったものです。
私は、IBECの型式性能認定用の申請資料ガイド(今は改定中らしい)にある計算法
でやってますが、先日ある審査機関から質問がきました。
以下質問。
みなし換気回数の計算において、
1)自分が手計算で行うと、n’の計算値が合いません。計算内容は別添のとおりですが、入力値または単位等が間違っていると思いますが、
間違いはどこになるのでしょうか?
2)e=0.73は、カタログに数値がのっているのでしょうか?
3)VAの値の 0.0694 は、何の値でしょうか?カタログに載っているのでしょうか?
私の回答
1)について
みなし換気回数をもとめる式は n'=0.5-e・m+(⊿F・ρE)/(0.35・B・εH・ρH)・(τH/D)です。
式の意味は、御存じとは思いますが、おさらいまで。
右辺第1項 0.5 は換気回数の標準値
右辺第2項 e×m は熱交換による換気回数の削減分
右辺第3項 ⊿F・ρE/(0.35・B・εH・ρH)・(τH/D) は熱交換による換気回数の増大分
○○邸の場合の右辺第1項は0.5ではなく、機械換気の対象となる換気回数m(=VA/B)の0.56として計算しています。
2)について
eは熱回収装置の顕熱回収効率です。
ここ にカタログがあります。(ロスナイ換気、強ノッチで温度交換効率の部分を参照)
なお表記は0.73となっていますが0.725で計算はしています。
3)について
VAは定格風量の250m3/h(上記のカタログでは風量となっているところです)
単位をm3/sにすると3600で割って0.0694となります。
以上参考まで。
では。
温熱の話ですが、100㎡位の住宅だとQ値基準がきつくなる。
秋田(宮城、青森)では、換気回数の低減は認められたが、
岩手では認められない(型式や特認は可)。 評価協に聞いたが、計算法に明解なものがなく
運用は審査機関まかせだという。まったく困ったものです。
私は、IBECの型式性能認定用の申請資料ガイド(今は改定中らしい)にある計算法
でやってますが、先日ある審査機関から質問がきました。
以下質問。
みなし換気回数の計算において、
1)自分が手計算で行うと、n’の計算値が合いません。計算内容は別添のとおりですが、入力値または単位等が間違っていると思いますが、
間違いはどこになるのでしょうか?
2)e=0.73は、カタログに数値がのっているのでしょうか?
3)VAの値の 0.0694 は、何の値でしょうか?カタログに載っているのでしょうか?
私の回答
1)について
みなし換気回数をもとめる式は n'=0.5-e・m+(⊿F・ρE)/(0.35・B・εH・ρH)・(τH/D)です。
式の意味は、御存じとは思いますが、おさらいまで。
右辺第1項 0.5 は換気回数の標準値
右辺第2項 e×m は熱交換による換気回数の削減分
右辺第3項 ⊿F・ρE/(0.35・B・εH・ρH)・(τH/D) は熱交換による換気回数の増大分
○○邸の場合の右辺第1項は0.5ではなく、機械換気の対象となる換気回数m(=VA/B)の0.56として計算しています。
2)について
eは熱回収装置の顕熱回収効率です。
ここ にカタログがあります。(ロスナイ換気、強ノッチで温度交換効率の部分を参照)
なお表記は0.73となっていますが0.725で計算はしています。
3)について
VAは定格風量の250m3/h(上記のカタログでは風量となっているところです)
単位をm3/sにすると3600で割って0.0694となります。
以上参考まで。
では。